総絞りの振袖ってどんな着物?魅力や選ぶ時の注意点、気になる相場を解説
こんにちは!京都もなみです。
静岡県東部エリアで、振袖レンタル店3店舗、フォトスタジオ3店舗を展開しています。
成人式のお振袖選びで「総絞りの振袖」が気になっている方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな総絞り振袖について、「どんな振袖なの?」「総絞りの魅力は何?」といった疑問にお答えします!
総絞りの振袖とは?
総絞りとは?
総絞りとは、着物の生地をすべて「絞り染め」という技法で染めた着物のことを指します。
糸で生地を縛って色が染まらないようにし、染色した後その糸をほどくと、その部分だけ色が付かず立体的な模様が完成します。
絞り染めは職人が手作業で行うため、一枚の着物を作るのに数か月~一年以上、振袖となると数年かかることもあると言われています。
非常に手間と時間がかかり高い技術が必要とされるため、総絞りは高級な着物として扱われているのです。
振袖の絞りの種類
・鹿の子絞り
鹿の子絞りは、国の伝統工芸品に指定されている絞りの技法です。
染め上がりが鹿の体の模様のように見えるため、鹿の子(かのこ)と呼ばれます。
・辻が花
絞り染めを基調として刺繍や手書き友禅などの技法を併せて染められる着物です。
高度な技法と特徴的な花柄で知られ「幻の染め」と呼ばれています。
総絞りの振袖は古くてダサいの?
最近はカラフルな色遣いや大胆なデザインの振袖が増えています。
そのため、そういった振袖と比べると総絞りは流行でない、ダサいと感じて不安になってしまう方もいるようです。
しかし、成人式で総絞りの振袖を着ることはダサくありません。近年の技法で作られた振袖と比べても、他の着物にはない立体感や、豪華さ、上品さがあります。
また、人とも被りづらいので個性的でカッコいい印象を与えてくれます。
「総絞りの振袖がダサくないか心配…」という方は、帯や小物を今風の色合わせにしたり、ブーツなどを合わせてモダンに着こなすなど、コーディネートを工夫してみるのがおすすめです!
総絞りの振袖コーデを紹介
古くさくならない!総絞り振袖コーデ
赤と黒の総絞りの振袖のコーディネート。
白地の帯を合わせることで全体を明るくし、黒色で暗くなりがちなお顔周りも赤とゴールドの衿で華やかにしています。
帯揚、帯締めも色を合わせた赤・黒・白・ゴールドのトータルコーディネートで、品格を感じさせる装いです。
総絞りは振袖そのものが豪華なので、派手すぎない帯にポイントとなる色合いの帯締めを合わせてあげるのも素敵です。
総絞りの振袖は高い?気になるお値段・相場
総絞りの振袖は職人による高い技術と長い時間を必要とするため、生産数も少なく、その希少価値ゆえに非常に価値の高い着物となっています。
そのため、購入する場合は100万円~数百万円以上、レンタルの場合でも50万円以上が相場になります。
総絞りの振袖の魅力やメリット
・品質が良いので着心地が良い
・希少価値が高い
・人と被らない個性が演出できる
品質の良い着物で作られる振袖なので、着心地が良く、丈夫という長所があります。
また、だれが見てもわかる「良い着物」なので、個性を演出できるとともに、見た人から褒めてもらえる振袖でもあります。
総絞りの振袖のデメリットや選ぶ時の注意点は?
・一般的な振袖と比べると価格が高い
・保管やクリーニングに注意が必要
・背が高い方は着られないことがある
総絞り振袖は絞りがつぶれないように湿気等に気を付けて管理やクリーニングをする必要があります。
また、生地を絞って作る性質上、一般的な反物よりも幅が出づらく、身長が160㎝以上の方は着られない(丈や裄が足りない)ことがあります。
総絞りの振袖はレンタルもできるの?
総絞りの振袖はレンタルすることも可能です。
ただし、取り扱っている店舗が少ないのでお店に確認してみると良いでしょう。
京都もなみでも総絞り振袖のレンタルを取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
総絞りの振袖について調べたら、他の振袖も探してみよう!
振袖には、総絞り以外にもいろいろな種類やデザインが存在します。
どんな振袖を着ようか迷ったときは、カタログやWEBで最新の振袖をチェックしてみるのもおすすめです。意外な好みの振袖が見つかるかもしれません。
気になる振袖が見つかったら、実際にお店で試着してみるとさらにイメージが掴みやすくなりますよ☆
もなみの振袖プランについては、下記ページをご覧ください。
京都もなみでは、総絞りも含む様々なお振袖のレンタル・ご購入を取り扱っております!
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